正直シングル2枚買っていたので、どうしようかな?と思っていましたが、いいアルバムでした。あまりインスト、サウンドどうこうとか詳しくないので、ゲストの豪華さと楽曲の好き嫌いによってアルバムを買ってしまう自分にとってこのアルバムの収録曲が10曲、しかもヴォーカル参加した曲が7曲(ヴォーカル明記されていませんが、「Prayer on the air」も換算して)だったので、躊躇してしまいました。しかし、全体を通して聴くと音楽歴が長くない自分でも「あ?いいアルバムだなぁ?」と思いました。
YMOのベスト盤はこれまでに何度となく出されてきたが、今回の新編集ベストは坂本龍一が監修・選曲などに携わった手の込んだ作りで、決定版といえるだろう。まず特筆すべきは音質の向上。坂本が「世界最高のエンジニア」というテッド・ジャンセンのリマスタリングによって、各楽器がくっきりと分離してクリアになり、しかもアタックの強い音に生まれ変わった。選曲は中期の曲がやや少ないものの、YMOの軌跡を年代順にほぼまんべんなくカヴァーしていて、彼らの変遷ぶりをはっきりととらえることができる。そしてレア・トラックは、「BEHIND THE MASK」のラジオCM用音源、カヴァー曲「恋人よ我に帰れ」の未発表音源2曲をはじめ、映画『プロパガンダ』で使われた「M-16」、「開け心―磁性紀」のステレオ・ヴァージョンなど、アルバム未収録曲5曲も追加。散開から20年を経て、過去の曲にまた新たな息吹を与えたといえる作品だ。オリジナル・アルバムや過去のベスト盤を持っていても、本作を買う価値は絶対にある。(小山 守)
コンセプトは懐かしの「NEO GEO」です。世界中を回る音楽の旅を経てみんなで歌おう、ということでしょう。10年かかってようやく手法がこなれた感じで、サウンド的には成功しています。でも発想が焼き直しなことと、教授があれほど嫌悪していた"We are the world"を自前でやってしまったという事実を前にすると、あまり良い評価はできません。 さらに重大な問題としては、あれこれ手をかけて作ったトラックよりも、デヴィッド・シルヴィアンがたった独りで歌ったトラックの方がずっと濃密で説得力があるということ。これはシルヴィアンの実力というより、シンプルなテーマはシンプルなサウンドで提示したほうがストレートな説得力が出るという、ごくあたりまえな結果だと思います。 最後に教授に言いたい。あなたは他にやることがあります。プロデューサから様々なアドバイスを受けた結果のプロジェクトだと思いますが、もともとエゴイスティックな人がこんなことを手がけるのはかなり滑稽です。教授が最もカッコいいのは「俺が俺が」と利己的な音楽をやっている時です。この手の活動は、あなたのやるべきことではありません。
第1子懐妊中にレコーディングされた、女性としてもアーティストとしても地に足の着いた2ndアルバム。1stでもおなじみの會田茂一(FOE)をプロデューサーに迎え、またソロ・デビュー曲「the end of shite」からの付き合いである日暮愛葉プロデュース曲も含む全12曲。ガールズ・ロックの醍醐味、ソフトロック的なサイケ感など、聴くほどに味わいも感動も増すYUKI流オルタナティヴかつエバーグリーンなマジック! 参加ミュージシャンもスカパラの沖祐市、NARGO、茂木欣一や、ポラリス柏原譲、GREAT3高桑圭、白根賢一、堀江博久(ニール&イライザ)ら良心と毒気をあわせもつ才能が結集。(石角友香)